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技術資料【 電線・ケーブルの耐用年数 】

電線・ケーブルの耐用年数に関する資料として、日本電線工業会がまとめた技術資料があります。
ケーブル寿命の目安としてください。なお、個々のケーブルの敷設環境や使用状況によってはこの限りではなく、メーカーの保証値ではありませんのでご了承願います。

1.電線・ケーブルの耐用年数

一般の電線・ケーブルの設計上の耐用年数は、その絶縁体に対する熱的・電気的ストレスの面から20~30年を基準として考えてあるが、使用状態における耐用年数はその布設環境や使用状況により大きく変化する。
尚、ケーブルが正常な状況で使用された場合の耐用年数の目安は以下の通りである。

電線・ケーブルの種類 布設状況 目安耐用年数
絶縁電線
(IV、HIVなど)
 屋内、電線管、ダクト布設、盤内配線 20~30年
 屋外敷設 15~20年
低圧ケーブル
(VV、CV、CVVなど)
 屋内、屋外(水の影響がない) 20~30年
 屋外(水の影響がある) 15~20年
高圧ケーブル
(CVなど)
 屋内布設 20~30年
 直埋、管路、屋外ピット布設(水の影響がある) 10~20年

注) 低圧ケーブル:交流600V以下、直流750V以下のもの

注) 高圧ケーブル:交流600Vを超え7,000V以下、直流750Vを超え7,000V以下のもの

2.電線・ケーブルの劣化要因

電線・ケーブルの耐用年数を短くする劣化要因としては次のような原因がある。

  • (1) 電気的要因(過電圧や過電流など)
  • (2) 電線ケーブルの内部への浸水(結果的に物理的/電気的劣化を起こす)
  • (3) 機械的要因(衝撃、圧縮、屈曲、捻回、引張、振動など)
  • (4) 熱的要因(低温、高温による物性の低下)
  • (5) 化学的要因(油、薬品による物性低下や化学トリーによる電気的劣化)
  • (6) 紫外線・オゾンや塩分付着(物性低下)
  • (7) 鼠や白蟻による食害
  • (8) かびなどの微生物による劣化
  • (9) 施工不良(端末および接続処理、接地処理、外傷など)

また(1)~(9)の組合わせによる場合には、さらに劣化が促進されることが考えられる。

技術資料 第107号「電線・ケーブルの耐用年数について」より

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